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仕事抜きに調教してみたいシステム |
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1年ほど前にカイザーの試聴室にお越しになられて以来、特に昨年の暮れあたりからインシュレーター、ケーブル、電源タップと立て続けに買っていただきました。マランツのアンプPA01をモディファイさせて頂いたかと思うと、しばらく後にはSONYのデジタルアンプTA-DR1に買い換えたという話を聞かされました。
音は一度も聴いた事はありませんが、このアンプには強いインパクトがあり、DAコンバーターだけでも400万円クラスの物に引けをとらないと思っていました。詳細をステレオサウンドのレポートで見た時にはすぐに衝動買いしそうになったほど強力に引きつけられたものです。
何といってもアンプとしての筐体のコンストラクションが素晴らしく、「これで良い音がしなかったら、他に音の良いアンプなど存在するものか」と思うほどに洗脳されてしまったのです。ですから、このTA-DR1はアンプとしての能力が100万とすると合計500万円の価値があると私的には感じておりました。
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M.Kさんに魔の誘惑 |
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そんなイメージを抱いておりましたので、何が何でもM.kさん宅には一度伺わせて頂くだけの価値が存分にあります。そこで、私が彼に次のような手を使って仕掛けたのです。
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「カイザー指標値650」のサウンドとは? |
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----- Original Message -----
From: <info@rosenkranz-jp.com>
To:
"M.K"
Sent: Monday, May 10, 2004 7:35 AM
Subject: 「カイザー指標値650」のサウンドとは?
M.K様
いつもお世話になります。
さぞかし良い音で鳴っている事でしょう。
今現在当社のお客様の中で最高に良く鳴っている方の「カイザー指標値」をご案内しますと次のようになります。
東京T.T様 一度はあきらめたスピーカー再生
T.Tさんが450(ちなみに最後のスピーカーアタッチメントを入れる前までは250でした)。
兵庫県K.K様 生を超えた音がノーチラスオリジナルからでた
K.Kさんが450。
それとM.Kさん宅の音はまだ聞かせて頂いていませんが、私のイメージで同じ450のトップです。ちなみにこのお三方に共通しておりますのは、「ナイアガラJr.」と「Limitedシリーズのケーブル」を導入して下さっているところです。もちろん要所にはインシュレーターも入っておりますのは言うまでもありません。
そして、ジャンパーケーブルのJP-157.5を入れたら550に、更にスピーカーアタッチメントのSP-AT(8NLimited)が入ると恐ろしい事に650という数字になります。これには私自身も体験した事のない世界ですから興味が湧きます。近い内に是非一緒に体験してみませんか?。
誘惑してすみません!。
カイザーサウンド
貝崎静雄
私の誘いに対して何の返事もありませんでしたので、興味がないのかなと思っていました。そんな矢先に2週間ほど経って次のような返事がを貰ったのです。
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Re: 「カイザー指標値650」のサウンドとは? |
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----- Original Message -----
From:
"M.K"
To: <info@rosenkranz-jp.com>
Sent:
Monday, May 24, 2004 1:33 AM
Subject: Re: 「カイザー指標値650」のサウンドとは?
貝崎
様
お世話になります。M.Kです。
返信遅くなりまして、すみません。
公私共々バタバタしておりました。
さて、下記の件ですが・・・
うーん、予想とは言え、我家をそこまで評価頂いているとは。
実際にお聞かせするには、かなりの勇気が要ります。(汗)
なぜなら、
想像されている構成と、実際の構成が結構違う可能性が高いからです。
そこでこの際、勇気を持って、(汗)
現在の我家がどういう構成になっているかお知らせいたします。
●機器構成
CDT
CEC TL-1X with STB-1 & イルンゴオーディオ sonorite
DAC/AMP SONY TA-DR1 &
イルンゴオーディオ sonorite
SP S-805 with RK-PP Selected & PB-BABY(E) &
KIMBER KS-9035 & サランネット
SP Stand ACOUSTIC REVIVE RSS-604
with
SK-52.5 & イルンゴオーディオ sonorite-R(スパイク受けとして)
Rack J1 プライマリーラック 3 段(上段 -
15cm - 中段 - 20cm - 下段)
with PB-BABY(E)
●配線
壁コン PAD
CRYO-L2
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AC ケーブル NIHONDORI
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アイソレーショントランス Assistance Design
AIT-800 with PB-BIG Jr.
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AC ケーブル
AC-1S(8NLimited)
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ナイアガラJr.
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1=DTM用 D/A
コンバータ(オーディオインターフェイス)with 付属 AC ケーブル
2=TL-1X with AC ケーブル
AC-1S(8NLimited)
3=Video(汗)with 付属 AC ケーブル
4=TA-DR1 with AC ケーブル
AC-1S(8NLimited)
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Rack(上段から、TA-DR-1、 オーディオインターフェイス、
TL-1X)
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TL-1X
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Dig-1S(8NLimited)
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TA-DR1
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SP-1S(8NLimited)
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S-805
かなり分かりづらいかと思いますが、
こんな感じです。
実は、我家においてローゼンクランツのインシュは、響きは抜群なのですが、何故か低域の量感が減るという現象が発現しやすく、そういった個所にはイルンゴオーディオのインシュを使用しています。
最近では
PB-BIG Jr.を気に入って購入したにも関わらず、結果的には低域の量感不足を感じ、イルンゴに戻したという事もありました。(TL-1X
では特に、TA-DR1ではやや。)
また、まだちょっとだけ苦悩が続いている SP と SP Stand
の関係ですが、意外にもPB-BABY(E) をスパイク受けではなく、SP と SP Stand
の間に置いて、イルンゴのインシュをスパイク受けとした方が何故か良い結果になっています。
とは言え透明感では、やはり、PB-BABY(E)
をスパイク受けにした方があります。が、やはり低域の量感不足の原因になっているようで、天秤にかけた結果、現状はイルンゴを受けにしています。
で、なんだかんだありますが、私的にはかなり満足な状態ではあります。
特に電源、ケーブル類をローゼンクランツ製にしてからは、
透明感、音の切れ際等の繊細さが要の分野(?)においては効果は抜群です。
一方で、パワー感や、個々の音の面積(!?)の広さは、
NBS
やその他のメーカーとを組み合わせていた時の方があったと思います。
先日、プロミュージシャンでもある知人が聞きに来てくれたのですが、
「おしゃれな感じになったね。」と言ってました。
「前回来た時(PA-01と他社製ケーブルで構築していた頃)は、
もっときらびやかで、アピールしてくる感じがあった」とも言ってました。
しかしながら、究極の形は、全くの普通とも思っているので、
今の方が近いとも言えそうですが。
難しい。よくわからないですね。考え始めると。
好き嫌いで行くのが正解ですかね。最後は。(汗)
長文、駄文、失礼いたしました。
あ、タイミングをみて、スピーカーアタッチメント&ジャンパーケーブルは試聴させて頂ければと思っています。
懐状態と相談という、いつものオチです。(爆)
ではでは。
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試聴という形からスタート |
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事前の打ち合わせで、今回は有料のクリニックというより先ずは製品の試聴という形で進めさせて頂く事になりました。また途中で、音の変化や向上具合にご興味を持たれたら、成り行き次第でクリニックに発展して行くという柔軟な方法を採らせて貰いました。
横長設置の関係上スピーカーからリスニングポジションまでの距離がすごく近く、「果たして良い音で鳴るのかなぁ?・・・」との思いがしましたが、そんな不安は音を聴かせて頂いてすぐに吹き飛んで行きました。普通でしたら絶対に上手く鳴るはずなどない環境です。特にスピーカーの背後ときたら全くの平面のクロス張りですから、フラッターエコーに悩まされる見本のようなものです。
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完璧なスピーカーのポジショニング |
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それが、さすがにKさんは「カイザー塾の優等生」だけの事はあって耳が良いんでしょうネェ!、「カイザーウェーブの波乗り」が見事なんです。それもそのはず部屋にはキーボードやギター等が沢山目に入りますから、演奏者として音楽のツボを的確に掴む事が出来るんでしょう。スピーカーから出た音と、反射した音とのブツカリ合いがないので上手く融合しているのです。
ただその中でも一つだけ気になったのは音情報はキッチリと出ているのですが、もう一つ抜け切らないというか、流れの良くない感じがあるのです。どこかで反対勢力が”イヤイヤ”しているのは分っています。ワイヤリングの方向性を見ると愕然としてしまいました。わが社のデジタルケーブルとスピーカーケーブルが、両方とも反対方向につながれているではありませんか。これは明らかに私の責任です。ケーブルをお届けする際に方向性等を書いた説明書を添付していなかったのが原因です。
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ハイエンドブランドケーブルをも駆逐 |
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ローゼンクランツのケーブルは特に方向性に関しては隅から隅まで完璧な作り込みをしております。全ての素材に関して徹底した管理の元で私一人で作ってありますので、個々の製品に全くといってよいほどバラツキがないのが自慢です。その分反対に使うと逆の効果が大きく出てしまうのです。それでも、その5〜10倍はしようかと言う超ハイエンドケーブル達を彼の部屋から追い出してしまったというのですから、ローゼンクランツのケーブルの実力のほどを分って頂けるでしょう。
正しく繋ぎ直された状態で聴き直して貰います。その効果の大きさにビックリされたようです。Kさんは親指を立て、すっかりご機嫌です。この時点で私のシステムの診断結果をお知らせしました。
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問題点をリストアップ |
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スピーカースタンドに取り付けられたエコブラス製スパイクの取り付け方も気になります。
ナットがベースプレートの上側から止められてあるのです。
これではナットの役割を果たしておりません。
またS-805のスピーカー自体も左右を入れ替えた方が音の立体的拡がり面でベターです。
オーディオラックの位置にしても数センチ前にしてやることで音楽のテンポまで良くなるのです。
このように幾つもの音質向上ポイントがある事を理由にクリニックとセッティングをお薦めしたのです。
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「カイザー指標値」の最高点が出るかも |
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二つ返事でクリニックに踏み切られたKさんには、どうせやるからにはもっと効果の上がる方法をという事で最大限のサービスを提供させて貰います。その理由は私自身がKさんのシステムを通して秘めた可能性を引き出したいという強い興味と欲求が働いたのが真の理由です。ですから今日は本当に商売抜きなのです。
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そこまでやるか?スパイクの取り付けに |
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そのサービスの第一弾は、スパイク受けのBABY(E)とスパイクの加速度設置と加速度組み立てを皮切りに、一つ実践してはその効果の程を確認していただくというものです。この基礎固めを手抜きなくシッカリやっておかないと後で大きなツケが回ってくるのです。当然スピーカースタンドを寝かせての作業になりますので、元の位置に戻せるべく「カイザーゲージ」で測った前後、左右の数字をメモしておきます。
スピーカースタンドはスピーカーと床との間の音楽を運ぶ大事なインターフェースの役割を持つのですが、スパイクとスパイク受けはその部材の中でも、事の外、音に大きな影響を及ぼすのです。エコブラス製スパイクがいかに音の良い長さで出来ているとは言え、スピーカースタンドのベースプレートの下の部分から出るスパイクの長さと上に覗く割合も和音の関係からみても非常に大事なんです。これはカイザーのこだわりの技術の一つでもあります。この絶妙な比率関係を探り当てる耳を持っていないようではプロとはいえません。
この音の変化はドラムとベースの息の合ったリズム隊がリードするノリの良いグルーブ感が出てきたという言い方が的を得ているでしょうか、浮き足気味だった低音にシッカリとした根が生えて来たようです。
音の最終仕上がりを高度なものにする為には、「始め良ければ終わり良し」の諺どおり、積み木に例えれば最初の10段あたりまでを「いかに几帳面に積み上げたか?」にかかってくるのです。そして、今日の最後の最後にスピーカーアタッチメントを繋いだ瞬間の音を聴くのが本当に楽しみなんです。それこそが今回Kさんに仕掛けた誘惑の本根の部分なのです。
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腕1本でどこまで音が良くなるか? |
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腕1本でどこまで音が良くなるかを最初の段階では解って貰う為に全力を尽くします。次なる処置はスピーカーの左右の入れ替えです。この段階ではセンターには見事に音像が定位しているのですが、何せスピーカーの外に拡がる音が皆無といっていいほどありません。
それはエンクロージャーの響きの方向が2本とも内向きになった状態で置かれているのが原因です。左のスピーカーが13時半の向きにであり、右のスピーカーが10時半あたりに向いております。これを左右入れ替えてやるだけで理想的な音の拡がりが誕生します。広がりどころか高さと前後方向をも合わせた3次元軸で部屋一杯に音楽が溢れるようになるのです。事前にこうした説明をした上でその通りの音を実現させますので納得率100%です。この豊かなノウハウの「有言実行クリニック」こそが、地道ではありますが口コミで広がっているようです。
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ジャンパーケーブルの試聴 |
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ジャンパーケーブルにもこれまた10万円ほどの高価な物が付いておりますが、バナナタイプですから接触抵抗が弱い上にその端子の方向性の管理も出来ていない為に、左右のエネルギーバランスが不揃いになり、空間に広がろうとする力が殺がれてしまうのです。以上の時点まではスピーカーケーブルは高域用ターミナルと低域用ターミナルにタスキ掛けに結線されていました。
しかし、これから先はローゼンクランツのJP-157.5を使っての試聴になりますので、セオリーに従って低域端子に繋ぎます。その理由はローゼンクランツのジャンパーケーブルは時間軸に正確ですから、タスキ掛け方式では音のニジミが露呈してしまうのです。そのジャンパーを交換して生まれ変わった音はというと、魚に例えれば天然物と養殖物にある差ほど、音楽の鮮度と旨味がまるっきり違うんです。
その直後に、私の耳には『これはオークション行きだな』と小さな声が聞こえてきました。
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スピーカーアタッチメントのリミティッドモデル |
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誰が言ったか?、”ブタのしっぽ”。
実は私の分身といってもよい、
スピーカーアタッチメントの事なんです。
この最近の自信作には5,000円の有料試聴をお願いしております。
「何!」と思われる方もおいでかもしれませんが、
それ位心血を注いで開発した物ですから、
この際はお布施と思ってご理解賜りたく存じます。
この音にはKさんはもうイチコロでまいったようです。
聞こえた事のない音が聞こえるんですから・・・、
感じた事がない感動がそこにあるんですから・・・
実際に楽器を演じる方ですから、
生音に近いモノを聞いたらそれは後には引き下がれないでしょう。
「スピーカーから出る音ではない!」。
その言葉に尽きるでしょう。
声、弦、ピアノ、ラッパ、太鼓・・・、
何をとっても生と瓜ふたつ。
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Kさんの強い要望であったPB-BOSS |
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初期ロットがすぐに無くなって、パッケージングをする暇などなく運送便が着くのを待っていて、湯気の出ているような出来立てのホヤホヤをすぐに持ってきたのです。一番効くところのトランスポートのTL-1Xに前1点後ろ2点でセットして聴きます。アタッチメントと甲乙付けがたいほど音楽のリアリティーが誕生します。何よりヴォーカルの圧倒的な感情表現力が素晴らしいですね。
既に買って頂いておりますインシュレーターPB-BIG
Jr.がTA-DR1の下に後ろの両隅にはみ出るような形で不安定に敷かれてあります。「変な置き方だなぁ?」と思いながらベストポジションに調整した後、正面から覗いて見ますとインシュレーターのセンターにアンプの底板が載っていません。
実はこのラックの棚板が非常に薄く弱い為に重量に耐え切れず真ん中で反っているのです。これではJr.タイプのインシュレーターの中心に振動のポイントが来ないので能力の半分も出るはずがありません。仕方なくオスメスのツーピース構造のBOSSをソニーのアンプにも履かせてやる事になりました。目の前で生演奏を聴いているように部屋という部屋の隅々まで音楽が満ち満ちています。部屋の壁が取り払われたかと思うほどの変貌ぶりです。
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最終的にこの度導入して頂いた商品は次の4点です。 |
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ジャンパーケーブル |
JP-157.5 |
スピーカーアタッチメント |
SP-AT(8NLimited) |
インシュレーター |
PB-BOSS X6 |
インシュレーター |
PB-BABY(E)UX6 |
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ソニーのTA-DR1は期待通りの凄いアンプでした |
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BOSSのその迫力は目に見える形の凄さなんですが、
「何が凄いかって!」、
何でもないようにサラッと自然にそのまま再現してしまう、
見えない凄さといったらよいでしょうか、
SONYのデジタルアンプTA-DR1です。
あまりにも自然すぎて、
うっかりしていると気がつかないまま終わってしまうところでした。
実際に聴くのは今日が初めてですけど、
ハイフィデリティーとはこの事ですよ。
予想通りの音でした。
シャーシの形状が何ともいえず良いです。
ローゼンクランツのインシュレーターの振動の流れとハーモニーする、
その流麗なボディーラインは完璧です。
ケーブルだってデジタルケーブル1本で済んでしまうんですから、
後の事を考えたらこれほど安いアンプは他にないでしょう。
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クリニックの感想です。 |
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----- Original Message -----
From:
"M.K"
To: <info@rosenkranz-jp.com>
Sent:
Monday, June 28, 2004 1:07 AM
Subject: クリニックの感想です。
貝崎
様
お世話になります。M.Kです。
以下、遅くなりましたがクリニックの感想です。
先日はお忙しい中、お越し頂きましてありがとうございました。
私のシステムにおいて、感じていた問題点は
2
つありました。
・低域の量感の無さ
・非常になんとも言えない微妙なヌケの無さ
の2点です。
お越し頂いて、まずケーブルの方向性が逆であることをご指摘頂き、それを直した時、その時点で私的にはすでに満足でした。(爆)なんともあっさり微妙な音のヌケの無さは解消されてしまいました。
頭とお尻の間違いはともかく、左右の間違いはいけませんでしたね。(恥)しっかりとケーブルに、左右は明記してありましたから。
ケーブルを購入し交換した直後は、間違いなく交換前よりも良い状態になったのに、時間が経つにつれ、ヌケの悪さが気になってきてはいたのです。方向性が逆方向のまま、いわゆるエージングが進むと、そういう現象が起きるということなんでしょうか。
クリニックの最中に間違いなく良いと感じた音が、何故か翌日には幾分悪くなったりもしたんです。やはりクリニック時は何かの暗示にかかっていたのか?と悩みましたが、(笑)今はむしろ、クリニック時よりさらに良い感じです。
大体、1週間ぐらいかかったでしょうか。逆方向から立ち直るのは時間が必要だったんですかね。
で、二つ目の問題点、低域の量感ですが、
これはスピーカースタンドに問題があるとは気づいていましたが、まさかスパイクの取り付けに問題があったとは気づきませんでした。
言われてみれば、ナットがベースの上にあったのでは、何の支えにもなってませんよね。(汗)
「意味ないよな」とは思っていましたが、もともとのナットもそうなっていたので、(厳密には違いますが。)そういうものなかと思っていました。
それを直した時、これはまた凄かったです。
溢れんばかりの低域が流れ出てくるではないですか。
(今までと比べてですが。(汗))
この時点で、私的にはもう大満足でした。
しかし、本番はここからでした。(笑)
各種アイテムの試聴に入ります。
スピーカーアタッチメント
これも凄いことになりました。
表現には満足していたものの、高域特性の限界の所為か、紙一重でリアリティーがでなかったのが、前のアンプを換えた理由で、換えたことにより、私的にはすでに充分満足の域に達していました。
しかしながら、アタッチメントは、そこからさらに一皮半(笑)皮を剥きました。おそらく、アンプのさらなる交換ではこのヌケというか、圧倒的な自然感は出ないでしょう。
いや、出るのかもしれませんが、一体、幾らのアンプを買えばいいのでしょう?という感じです。
ジャンパーケーブル
私、定価で約10万のものを使ってましたが、半額以下のそれは、同等以上の効果を持っていました。なんというコストパフォーマンス。音はもちろんのこと、ケーブルに関しては本当に、コストパフォーマンス高過ぎです。
PB-BOSS
これは何と言いましょうか。
「激変にも程がある」とでも言いましょうか。(苦笑)
ここまでインシュレーターが主張を持っていいのか?
と思ってしまう程、効きます。
故に、好き嫌いが別れるかもしれません。
が、私は気に入りました。
熱いですね。実在感が凄いです。
一つ一つの音に「質量」を感じる感じとでも言いましょうか。
特にボーカルは顕著に効きます。
また、我家において、バスドラムとベースの区別がここまでついたことはありません。
小型スピーカーでもここまで表現できるのかと、感心しきりです。
その他細部まで調整頂き、最後の最後に見せて頂きました、加速度組み立て。
あの状態からさらに向上するとは。
深い。深すぎます。
たかがオーディオ、されどオーディオ。
もちはもち屋に。
オーディオ自体が趣味の方はともかく、とにかくいい音で、良い音楽・好きな音楽を聞きたいという場合、これ以上の近道は多分ないなぁ。
と感じた一日でした。
ありがとうございました。
以上です。
失礼いたします。
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